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●翻訳の時間を短縮するには・・・

1、Wordの「置換」機能を使用。
  
例えば、わからない単語(例:Investigator)がある時は、そのままにしておいて、あとで「編集」→「検索」→「置換」→「すべて置換」で一括変換すると、その単語はすべて指定した単語(治験責任医師)に変換される。便利。


2、下訳として「Google翻訳」にかける。

特に固有名詞には抜群の強さを発揮。
固有名詞が難しく、文法が簡単な翻訳(電気・電子工学関連など)は、場合によってはむ し ろ 人 間 の 翻 訳 者 い ら な い ん じ ゃ な い か(←失言。)というハイクオリティ。
  
100%合ってるわけではないが、無料にしてはかなりの精度だし、
合っていない場合でも、それをキーワードにしてネット検索するとかなりの確立で正しい訳が見つかる。


●誤字脱字をなくすには・・・
  
またしてもGoogle翻訳

スペルミスなどがあると、そこだけ翻訳されない or おかしな訳があるので、目視よりも発見確立が高い。


ありがとう、Google先生。


  
英訳する時、日本語の曖昧さが障害となる場合がある。
日本語は曖昧であるが故に、カバーできる意味の範囲が広いが、
英訳の場合は、よりspecificな説明が求められる。

例えば、下記のような表現に着目して頂きたい。

●「〜に関する」
Regarding~
Concerning~
About~
Related to~
Due to~

●「〜に対する」
About〜
For〜
Against〜
At〜

そのため、英訳の場合、意味がわからなくても「なんとなく」ごまかして訳すことができず、
対象となるものをきちんと理解してから翻訳しないと、意味のわからない文章になってしまう。

翻訳家になるためには、どうすればいいのだろうか?

翻訳の求人を見ても、「翻訳経験3年以上」とか、ある程度実務経験が必要なことが多い。
経験が積めないのに、実務経験必須って・・・
全く翻訳の実務経験がない場合、どうしたらいいのであろうか?
(基礎的な英語力は必須なので、それがあると仮定した上で、話を進めます。)

下記に筆者の例をご紹介します。
※あくまで一例です。この通りになるとは限りませんので、自己責任でお願いします。

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1、学生時代に基礎的な英語力の形成

2、学生時代中にボランティア通訳や、簡単な英語スタッフのバイト(国際会議の受付等)を経験。

3、貿易会社に貿易事務として入社(正社員)
ある程度のレベルの英検とTOEICと、学生時代のボランティア通訳とバイト実績をアピールして入社。
英語コレポンや海外出張で、実務の英語の運用能力を鍛える。メイン業務は別であるが、企業サイトの翻訳などサブ業務でちょっとでも翻訳経験積む。

4、社内通訳/翻訳を含むアシスタント業務(派遣)
前職の実務経験をアピールして入社。
依然としてメインは別業務であるが、通訳/翻訳の割合は少し高くなる。


4+ 上記と併行し、副業で翻訳業開始
今までの業務での翻訳実績を最大限アピールして、比較的審査基準がゆるい翻訳会社に登録。(実績をまとめてリストにし、それを提出すると良い。)


5、大手電機メーカーに英語スタッフとして入社(派遣)
通訳/翻訳業務ではないが、電気・電子工学の知識と、実務経験を積むため入社。


5+ 上記と併行し、副業で翻訳実績を積む。
上記の知識を活かして電子工学論文を翻訳。また、単価が低くても厭わず、新分野(経済、IT、医学等)にも進出し、翻訳対応可能分野を広げる。


6、大手製薬会社に社内通訳/翻訳として入社(派遣)←今ココ!
副業で運良く治験関連文書を翻訳した経験を最大限アピール。また、未経験分野の習得能力が高いことをアピールして運良く入社。

<ここから先は予定>
(7、電気・電子工学、医薬の知識・経験を活かして特許分野に進出)

(8、専業フリーランス翻訳家として独立・法人化)

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ちなみに正社員と派遣、どちらがいいのかは、筆者には判断しかねます。

正社員の場合、英語関連以外の雑務もかなり多いため、通訳/翻訳「だけ」したい方は、派遣の方がいいかもしれません。(私個人としては、中小零細で正社員で雑用多いより、大手で派遣で通訳/翻訳業務だけに専念する方が好きです。)

ただし、世間的には「正社員」の方が信用があるので、1度は正社員として入社することをおすすめします。派遣の面接(本当は違法ですが)でも、正社員として働いたことがあるか、聞かれることがあります。
(多分、業務に対する責任感があるかとかを見るためだと思いますが。)



以上、ご参考まで☆


formulationは、医薬用語では「製剤」(特に剤形を指すことが多い)です。
(「製剤」は他にもpreparation等。)

☆治験関連の専門用語をちょっとご紹介☆

administration (薬の)投与
adverse events 有害事象
combination preparations 配合剤
outcome 転帰
prohibited concomitant medications 併用禁止薬
informed consent 患者同意書
subjects 被験者
inclusion criteria (治験の)選択基準
protocol 治験実施計画書
complications 合併症
CRF --- clinical report form 症例報告書
dosage regimen (薬の)用法・用量
CRO --- contract research organization 開発業務受託機関

筆者はド素人でしたが、それでも基本的な治験の流れと業界略語(CRO、CRA、IB等)は覚えてから業界に参入しました。

未経験から医薬業界に行くには、最低限それくらいの意気込みは必要です。
“application”

よく見る英単語だが、
医療では(塗り薬を)塗ること、
電気・電子工学では、

印加

という意味になる。

印加:電圧・電流等を加えること

某大手電機メーカーに勤めていた時、知らない日本語だったので戸惑い、
エンジニアの方に聞いたら、業界内では 常 識 らしい。

日本語って面白いですー。
医療翻訳に興味がある方も多いと思います。

不景気でも比較的安定した需要があり、一般的な内容の翻訳料金が下がりに下がっている中、唯一翻訳料金が高くキープされている分野です。

そして、最近需要が多いのが医薬翻訳、特に治験関連

これから医薬業界に入りたい方・初心者の方には、

『新版 医学・薬学の翻訳・通訳 完全ガイドブック』(イカロス出版)

がオヌヌメです。

Amazonでも買えます。

製薬会社の構造、治験の全体像・流れ・各段階で取扱う文書の概要が解説されています。
(治験だけではなく、医学論文・医療機器の説明も少しあり。)
※入門レベルなので、より深い内容を知りたい方には不向きです。

筆者は完全な素人にも関わらず、1回運良く治験関連文書の翻訳を受注→それをアピールして、
見事、大手製薬会社の社内通訳/翻訳の仕事を得ることができました。

チャンス(仕事)は、いつ来るかわかりません。
その時にせっかく仕事来たのに自分の力不足のせいで受けられない、という悔しい事態に陥らないよう、
特にバックグラウンドのない方は(私自身も含め)、日々勉強を怠らない姿勢が大切です。

フリーランスの営業の基本。

それは、 ど こ で も 営 業 というスタンスである。


休日も名刺は肌身離さず持ち歩き、
筆者においては合コン中でさえ営業(笑)

あ、もちろんさ・り・げ・な・くですよ^^


いわば、現代社会のハンター。

そして、狩りに行っている間にも、
ワナ(WEBサイトとかブログ等、自分を紹介できる公開ツール)も仕掛けておいて、
獲物(顧客)が自ら勝手に引っ掛かるのを待つ。


フリーランスは「仕事が来る仕組み」をも、自分で作らないといけないのである。
英語の一般的な内容の和訳で、質を問わないのであれば、
極論を言えば、高校卒業程度の英文法と辞書があれば誰にでもできる。

そこで、翻訳者に求められるのは、
より高度な専門性である。
(医薬、特許等)

しかし、全く基礎知識がない未経験の分野で、適切な訳をするにはどうしたら良いであろうか。

筆者が、全く未経験の歯学分野の翻訳で、クライアントから「専門的な内容が多い中、適切な訳をして頂きました」と最高評価を頂くことができたコツとは・・・



その分野の日本語の文章を読むこと


である。

それにより、単語だけでなく、
適切な言葉の組み合わせ(コロケーションという)をも知ることができる。

フリーランスっていいな、と思われる方も多いと思う。
特に会社員で、今の会社の給料や人間関係に不満がある方には、すごく魅力的に見える働き方かもしれない。

毎日早い時間に起き、満員電車に揺られ、上司や顧客の理不尽な要求に耐え、残業も多く(下手するとサビ残だったりする)、給料なしで会社の飲み会にも参加しなくてはならない(むしろ有料ですらある)、等。

私も、そう思っていたからである。

朝早く起きなくていい、満員電車に乗らなくていい、嫌々上司や同僚と付き合わなくていい、平日の昼間にブラブラできる、等。。

好きな時に好きなだけ仕事して、それで生活できるなんて、
フリーランスって最高じゃん!! みたいな。


しかし、その実態は
 野 生 と同じである。


まず、
1、収入の保証がない。

これはデカい。

会社員だと、「働いている割に給料安い~~!」とか、不満を持つことも多いのだが、
「毎月安定した収入がある」、ということは、
実はとてもありがたいことなのである。


2、弱肉強食

そのシビアさは、会社員時代の比ではない。
特にこの仕事(翻訳)は競合他社が多いため、
生存競争が半端ではない。
(というか、実際翻訳だけで食べてる人なんて、ほんの一握りでろう。)


3、何が起こっても最終的には自分の責任

例えば、病気になって働けなくなったり、
クライアントが翻訳代金を支払わない、等、
最終的に自分の責任になります。


4、福利厚生ゼロ

雇用保険、健康保険、厚生年金もないため、
自腹で国民健康保険と国民年金に加入。

会社員だと、最悪クビになっても解雇予告手当とか、失業保険とかもらえるのだが、
フリーランスにはそれがない。

収入がなくてもすべて 自 己 責 任 なのである。


5、自分で事務処理しないといけない

例えば、確定申告。
会社員時代は、会社が年末調整してくれるので、自分では何もしなくてよかったのだが、
フリーランスは自分でしなくてはいけない。
(これについては、重要なので後ほど別項で書きたいと思う。)

それに限らず、あらゆる事務処理(経費計上、領収書発行とか)を自分でしなくてはならない。


6、自分で仕事を取らないといけない

世の中に英語の翻訳者はゴマンといて、価格は低下の一途を辿っている。

そして、英語のできる人もかなり多く、
その人達の多くが、
「何か自宅で空き時間に出来て、副収入になることないかなー。あ、翻訳とかいいかも!」
と考えているのである。

そしてその人達は生活がかかっているわけではないので、
1ワード1円とかでも平気で受ける。

プロとしては、価格を下げすぎると仕事が忙しいのに生活できない事態(いわゆるワープア状態)に陥るが、
前者がどんどん参入しているので、価格が高いと仕事が取れない。

そのため、他社と差別化できる強みと、
自分を売り込んで行く営業的要素が必要になっているのである。



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フリーランスの厳しさ、ちょっとは伝わったでしょうか?

それでもなお、“いや、俺は会社に飼われるより、野生でワイルドにやってやるぜ!!!”
という方は、
本業を持ちながら副業で仕事をスタートされることを強くオススメします。
(資金面・実際どのくらい仕事が取れるかの目安になるので。)

そして、実力のある方は私と提携しましょう!!!(^ー^)


長くなりましたが、ご覧いただいてありがとうございました。
ぺこり。





こんにちは。

フリーランスとして去年11月から翻訳(対象言語:英語→日本語、日本語→英語)の仕事をし始めたばかりのMです。
生まれたて翻訳家です。ピヨピヨ。

これから仕事を増やして、本業にし、
いずれは法人化を目指しています。


フリーランス歴は短いですが、半年弱のフリーランス歴で医学論文、歯学レポート、電子工学論文、IT、技術、保険約款、官公庁文書、ビジネス文書、文芸・・・等、多数実績あります。
最近では、某有名経済雑誌(英国)の記事翻訳(英語→日本語)を受注しました。 

最近は医薬・特許分野に注目しています!


このブログでは、
私なりの翻訳の勉強方法、情報収集・合理化の小技、文系でも理系分野の翻訳に進出できた方法、
または個人事業主としての営業方法・仕事獲得方法や、経費節約術等も公開していけたらいいな、と思っています。

といっても、まだまだひよっこですので、正直逆に教わりたいです。
ベテランの方、同業者の方からのご指導・情報交換希望です。


よろしくお願いします☆

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