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今日はILC国際語学センター(大阪校)に、
『バイオと医薬開発、その未来を握るDNAマイクロチップ
~分子生物学と工学の融合~』

の聴講に行ってきました。※大阪校はライブ中継。

前半は、分子遺伝学の基礎。
既に基礎のある人にとっては今更的な内容かも知れませんが、
ド素人の私にとっては、非常に役に立つ内容でした。

というか、
これ、1か月前(=製薬会社のプロジェクト入る前)に知りたかった。

勉強する前に先にテストに出ちゃった感じです。(自力で調べて乗り切ったけれども。)
ま、次回のテスト(=次同じような翻訳内容が来た場合)はもう大丈夫だけどね。

「シーケンス」、「コーディング」など、IT関係の用語も多発。
天然のプログラムの精巧さには恐れ入るわw

後半は、各社がどのような製品(技術)を提供しているか、具体例の紹介。
電機メーカーがその技術を生かして、バイオ分野に進出しているのにはオドロキ。

このままいくと、DNAを調べて病気等を判別するだけじゃなくて、
人為的に人体をプログラミングできる時代も来るんじゃないんだろうかwww

全体的に内容はかなり詰め込まれており、
バイオ特許の導入としてはいいかな、という感じでしたが、
具体的な特許翻訳技術の話(『この技術はこんな風に訳しますよ~~』みたいな)はなかったので、
ちょっと残念。

それを知りたかったら、2時間のセミナーじゃなくて、本チャンのコースに通えってことかなw
安定していると言われる医療翻訳だが、
最近は正直和訳(英語→日本語)は単価が下がってきている。
その点、英訳(日本語→英語)は値崩れが比較的少ない。
英語を“何とか読めても、自分では書けない”という人が多いから、
需要と供給の関係でそうなるのだと思う。

ひどければ、和訳の英語1単語と英訳の日本語1文字同じ単価とか。
それだと翻訳者の平均処理量で計算すると、
なんと日給が倍近く違ってくる計算になる。

しかし、例え大金を積まれたとして、
果たしてジャーナル投稿レベルの英語を書ける医療翻訳者は、
現在日本にどのくらいいるだろうか。


プロに求められるハードルは、ますます上がるばかりである。

機密保持に関しては、今日ではどこでも過剰なほどに叫ばれている。

筆者もオンサイトで仕事する時は、その類の書類をウザい程書かされるのであるが、
在宅の場合意外にも機密保持誓約書を書面で書かせない翻訳会社が多く、
逆に心配になってしまう。(こちらから「書かなくていいんですか?」と聞いたこともある)

翻訳会社からは「過去の翻訳例を見せて欲しい」と言われることもあるが、
そういう時に出されても法律上は文句は言えないと思う。

でも、翻訳する内容が、
開発資料とか新薬情報とか明らかにヤバイもの
なので、
言われなくても出しませんけどねw
常識的な範囲で自主的に守ってます。

よくスタバで仕事してる人(フリーランス?)いるけど、
あれはいいの?
後ろから見えるぞw

筆者は何も言われてはいないものの、翻訳内容の機密性を考慮して自粛してます。
(それにノートパソコンだと作業効率悪いし。)

クライアントの皆様、
翻訳会社に依頼される際は、
クライアント⇔翻訳会社間だけではなく、
翻訳会社⇔翻訳者間にもちゃんと機密保持が徹底されているか
ご確認された方がよいかと思います。
(私のようにちゃんと機密意識がある翻訳者ばかりとは限りませんのでw)



翻訳の本質とは。

筆者の意見では、
それは
原文へのシンクロ
である。

翻訳者は、翻訳に自分の“意見”を入れてはならない。
あくまで原文が『主体』であるからである。

普段から翻訳作業を全力で行い、シンクロ率は体感的には常に95%~を目指す。(実際には数字で客観的に測れるものではないが)

90%後半をコンスタントに出し続けると、
極稀に
神が降りたかと思う瞬間
(シンクロ率が限りなく100%に近いと感じる)
がある。

2ch風に言うと、

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

という感じである。
筆者はここ数年で数回経験した。

筆者的にはこれが翻訳者の醍醐味ではないかと思う。



個人プレイと思われがちな翻訳者。

しかし、翻訳会社を通した場合、
コーディネーター、チェッカーの方など、
多くの人間が仕事に絡むことになる。

大事なのは、
自分のところでバトンを止めない
ことと、
次の人が受け取りやすいようにバトンを渡す
ことである。

具体的には、
・レスポンスを迅速に行う
・メールは要点を押さえた箇条書きにする
・翻訳内容に必要があればコメントを添える


など。

これは翻訳に限った話ではなく、ビジネス全体にも言えることである。
今回は翻訳のハード面からの効率化について書いてみようと思います。

筆者の現在のパソコンはこんな感じ。



1、デュアルモニター
これによって劇的に効率が向上!

導入してからは、
むしろ 今 ま で シ ン グ ル モ ニ タ ー で ど う や っ て 仕 事 を し て い た ん だ と思う程のスムーズさ。

2、キーボード、マウスを自分に合ったものに変える

そんなのパソコンに最初から付いてるやつでいいじゃん(文字打てたらいいじゃん)、という方もいるでしょう。

筆 者 も そ う 思 っ て ま し た 。

しかし、手の大きさや指の長さが合わないと、長時間作業してるとどうしても無理がかかってしまうんです。

わずか数千円出すことで、余分な負荷がかかるのをかなり軽減できます。(全く痛くならないというのは不可能ですが)
ちなみに筆者は家電店のポイントで購入したのでタダでしたw

買わなくてもいいので、試しに家電店とかで実機を色々触ってみて、自分に合うものを探してみることをおすすめします。

翻訳の効率化には、
“仕事をスムーズにできる環境を整える”
ことも大切です。
非経口投与

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