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●JTFジャーナルの感想
JTFジャーナル2016年9月/10月号がissueされました。

翻訳業界の団体学会についてですが、
筆者はJATに入っています。
ちなみに私とJATは同い年^^

Benさんは理事長になられたんですね~(←前に会った時には副理事長だった)。
JATの凄いところは、ボランティアによって運営されているところ(=専従の事務局がない)です。
しかも、メンバーやセミナーのレベルが高い。
“Pay it forward”っていい言葉だよね!
私も余裕が出てきたら、何らかの形でお手伝いしたいと思います。

ちなみに先ほどJATからメールが来たのですが、
JAT製薬分科会(JATPHARMA)のセミナーが関西で11/23(水)にあるようですが(詳細は未定)、
私はその次の日にアイエム翻訳のセミナーがあるし、その次の週には翻訳祭にも行く予定なので、
行くかどうかは未定です。

●1日3000ワード以上処理した件
月末に案件が重なり、1日に3000ワード以上処理するハメになりました。
たまたま比較的簡単だったから無事に終わったけど、

これで難易度高かったらアウトだったな。。(内容よく見てなかったし)

ちなみに筆者の1日平均処理スピードは、和訳は原文英語2000ワード、英訳は原文日本語3200文字程度です。
(※難易度や仕事の受注状況によります)

●Windowsの更新に30分以上かかった件
今朝、PCを付けたら、強制的にWindowsの更新に切り替わり、
なんと30分以上かかりました。

今日はたまたまヒマだったからよかったものの、
これ、納期ギリギリの時だったら、殺気湧いてるわ。

ていうか、それで納期遅れたらわりとマジで訴訟起こすかも。

Microsoftさん、どうでもいい更新で営業妨害するのやめてください。
わりとマジで。


お問合わせいただけるのはありがたいのですが、
以下の場合はご遠慮いただいております。

HPに提示している値段よりも明らかに安い(医療は和訳1単語12円~と書いてあるのに8円など)
・トライアルだけさせて返事もしない(冷やかし?)
・トライアルに最近落とした or 結果を通知していないのにもかかわらず、同じ会社の別の部署からトライアルのお願いが来る(社内で連携が取れていない?)


現在のところ、筆者の実力を見ていただいてから判断していただきたいので、
トライアルを承っているのですが、
こういうことが続くと

もうトライアルやらんとこうかな

ってなるので。。

昨日は以前勤めていた会社の方の誕生日会でした。
場所は心斎橋 ライム
1万匹の熱帯魚が泳ぐアクアリウムダイニングです。
水族館に行く時間がない人は、代わりに行ったらいいかも(笑)

その方の誕生日会にもかかわらず、結局おごっていただいてしまいました。。(※サプライズのケーキ代だけ出した)
他のテーブルは合コンだらけ(笑)
若者向けのお店かな。

心斎橋・ライム
入口。

イベリコ豚。
イベリコ豚。うまし。

アールグレイティーのスイーツ
アールグレイティーのスイーツ。

二次会のバーで。
ペーラベリーニ(洋梨のカクテル)

次は、同じメンバーで12月にクリスマスパーティ(兼自分の誕生日会)を予定。

翻訳祭のプログラムがようやく発表されたようです。
→https://www.jtf.jp/festival/festival_program.do

今のところ、下記に参加予定です。

・翻訳とはなにか~足元を見直そう~
・誰も教えてくれない翻訳チェック ~翻訳者にとっての翻訳チェックを考える~
・ディープラーニング、統計、ルール、使えるものは何でも使う最先端の『音声・言語』処理技術
・国内医療機器メーカーにおける日英・多言語機械翻訳活用事例 ~メーカーとMTコンサルが共同して機械翻訳実用化をどう進めたか~

※変更する可能性あり。

特に「ディープラーニング、統計、ルール、使えるものは何でも使う最先端の『音声・言語』処理技術」が気にナル!
ポストエディットの案件以来、ディープラーニングがずっと気になってるんだよね。
完成度によっては、今後パラダイムシフトが起こる可能性もあるし。
あと、「国内医療機器メーカーにおける日英・多言語機械翻訳活用事例 ~メーカーとMTコンサルが共同して機械翻訳実用化をどう進めたか~」は、
私も医療機器メーカーの直クラがいるので、結構深刻な問題(ていうか、死活問題かも)。

交流パーティも出ますよ!
あと、二次会が今から楽しみで(笑)
三浦との二次会をご希望の方は、お早めにご連絡ください☆☆(ゝω・)
その日は東京にお泊まりするので、何時まででもOKです(笑)

よろしくお願いします。

3連休明けですね。
皆様はどのように過ごされましたでしょうか。

この3連休は、台風の影響で、
行楽にはイマイチだったかも知れませんね。

さて、筆者は、事業拡大に向けて、
自分以外の人の動きを考慮しないといけないので、
気が疲れています。
(思うように動かなかったり、思ってもみないトラブルが発生したり)

本来筆者はそーゆーのが得意じゃないから翻訳者になったのですが。。
一介の翻訳者の方が、気はラクだな。

一番大事なのは、正確な情報を早く入手することですね。
そうすれば、pre-emptiveな戦略が取れます。

そして、機会を絞り込むこと。
取るべきものを取り、捨てるものはバッサリ捨てる。

何もかも欲しいと欲張ると、
結局何も手に入らないので。

本日は千里ライフサイエンスセミナー「エクソソーム研究の最前線:疾患のメカニズム解明から診断・治療まで」に行って参りました。
本日納期の案件があったのですが、意地でもエクソソームのセミナーに行きたかったので、
夜中1時までがんばって終わらせましたw

ちなみに第15回NanoSquare Cafeで講師をされていた中瀬氏は講演されませんでした。

セミナーは平日にもかかわらず大盛況で、
満席(3人掛けの間に空席なし)+後ろに補助椅子がズラリ。

定員の200名は優に超えてます。(300名近い?)

前回同様、まとめときます。
筆者の聞き違い・誤解・理解不足等による間違いがございましたら、ご指摘いただけると幸いです。

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①「はじめに」 by 落谷孝広氏(国立がん研究センター研究所・主任分野長)
出たーー!という感じ。
声が素敵。雰囲気はCharismatic。

エクソソームの教祖様って感じです。

②「エクソソームによる細胞間コミュニケーションの実態解明とがん治療への応用」 by 落谷 孝広氏(国立がん研究センター研究所・主任分野長)
落谷氏による講義。スライドのイラストがきれい。そのままNHKで放送できるクオリティ。
エクソソームの権威にもかかわらず、素人にもわかりやすい言葉で話してくださいました。
エクソソームを知る、診る、測る技術が遅れており、それらが最優先課題。
がん細胞は、自分の分身としてparticleを放出する。乳がんでは、正常細胞の100倍のparticleの分泌が見られた。
卵巣がんでは、エクソソームが取り込まれ、それによって外膜にアポトーシスが発生し、そこからがん細胞が侵入するそう。
また、慢性閉塞肺疾患(COPD)では、喫煙による刺激によって、気道上皮細胞にエクソソームが即、取り込まれるそう。
現在、がんの死因の90%はがんの転移によるものであり、エクソソームを制御することでがんの転移をブロックし、
がんと共存する道も開ける可能性がある。

③「細胞老化エクソソームとがん」 by 田原栄俊氏(広島大学大学院医歯薬保健学研究院・教授)
エクソソームの中には、がん細胞を抑制するものもある。
田原氏は、若い細胞と老化した細胞のエクソソーム内のmicro RNAを比較し、老化した細胞では若い細胞の2~4倍(※発現比)のmicro RNAを数種類発見。それらは、細胞が老化すると、がんを抑制するためにenrichされるmicro RNAである。

老化した細胞は、がん細胞に対しエクソソームを放出し、
それに対抗してがん細胞も負けじとエクソソームを放出するらしいw
(最終的には老化した細胞が負けて消失)

マウスによる実験では、老化した細胞を1回treatするだけで、
腫瘍の大きさがなんと100分の1以下になった。
現在、田原氏は、4つのmicro RNA候補を臨床応用のために研究中。

④「腫瘍血管の特異性とエクソソーム」 by 樋田京子氏(北海道大学遺伝子病制御研究所・特任准教授)
樋田氏は血管生物学がご専門。腫瘍血管新生のメカニズムを調べていたところ、エクソソームに辿り着いた(落谷氏のところで、エクソソームの取り方を習ったとのこと)。

同氏の師は、
・血管新生が起こらなければ、がんは2~3mm以上大きくならないし、転移もしない
・腫瘍血管内皮細胞はがん治療薬のよい標的となる
と提唱した。

しかし、
腫瘍血管新生は、当初思われていたよりもかなりフクザツ
であった。

例えば、
・副作用
・コンパニオン診断薬がない
・薬剤耐性の出現

等。

抗VEGF剤は、虚血で低酸素になり過ぎると、逆にがんの浸潤・転移を増やしてしまう。また、投与の適切な時期を判断するマーカーもない。

低転移性腫瘍と高転移性腫瘍では、
染色体不安定性や薬剤耐性に違いが見られた。

同氏は両方の腫瘍からエクソソームを取り出し、micro RNAを調査したところ、
miR-HM薬剤耐性に関与していることがわかった。

⑤「エクソソームによる新たながん診断法の開発を目指して」 by 吉岡祐亮氏(国立がん研究センター研究所・研究員)
唯一若い研究員の方。エクソソームを探すことを「ウォーリーをさがせ!」に例えてらっしゃいました。

ウォーリーwww
懐かしすwww

同年代、ていうか略歴を拝見したところ、おそらく同い年だと思う。

同氏は、体液によってエクソソームを同定するExoScreen法を開発(エクソソームを204コ同定した)。

この方法の利点は、
・非侵襲的
・画像診断ではわからない特徴・性質がわかる
・大規模な設備がいらない

とのこと。

⑥「エクソソームを利用したドラッグデリバリー戦略の構築」 by 高倉喜信氏(京都大学大学院薬学研究科・教授)
エクソソームのDDS研究ということで、中瀬氏の研究と若干かぶっている。
同氏は、静脈内投与されたエクソソームは、マクロファージに取り込まれることで速やかに血中から消失することを見出した(→逆に言えば、マクロファージがなくなれば、エクソソームは残る)。
凝集体の少ない方が濾過滅菌後の回収率が高く、製剤利用に適していることを明らかとした(凝集体の少ないエクソソームは、超遠心によって密度勾配を利用した回収方法によって得られる)。
また、抗原とアジュバントを同時にデリバリーできる方法も研究中。

⑦「CD8+T細胞エクソソームによる癌の浸潤・転移の抑制」 by 珠玖洋氏(三重大学大学院医学系研究科・教授、兼複合的がん免疫療法研究センター・センター長)
珠玖氏は免疫療法がご専門。免疫の観点からのエクソソームの応用。
様々な細胞群や分子群は、免疫システムからがんを“守る”ことがあるが、逆にがんを“攻撃する”側に回そう、とする試み。
同氏は、CD8+キラーT細胞の産生するエクソソームが、間質組織の間葉系幹細胞(MSC)に多く取り込まれること、また、エクソソームを取り込んだMSCはアポトーシスを起こし、その結果がん細胞の浸潤・転移が抑制されることを見出した。
この働きは、エクソソーム中のmiRNAに大きく依存している。また同氏は、MSCを攻撃するmiRNAは、ヒトエクソソーム中にも存在することを見出し、現在それらを用いたがんの浸潤・転移抑制が可能な治療法の開発を検討している。

しかし、エクソソームの創薬化に向けて、様々な課題がある。
技術的な問題(エクソソームの大量・高純度の精製)や、試験(非臨床・臨床)のクリアなど。

同氏は、今から3年程度での臨床試験の実施を目標としている。

⑧「おわりに」 by 田原栄俊氏(広島大学大学院医歯薬保健学研究院・教授)
クロージング。
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ちなみに昼食は、知り合い同士で業界井戸端会議www

次はワクチン、アジュバントか。

11月は、翻訳祭や、アイエム翻訳セミナー第2回にも参加予定なので、
イベントが多過ぎて全部は出られないので、検討します。

【治験】試験実施施設

お客様からフィードバックをいただきました。

「こちらの専門用語の伏字が多かったにも関わらず、内容は適切に英訳されていました。」

そう。文章が虫食い状態にも関わらず、
入る単語が手に取るようにわかったんです。

それは私がエスパーだからではなく、
今話題のアレか、その周辺研究である可能性が高いからです。

タイムリー過ぎて、思わずニヤリ( ̄+ー ̄)

久しぶりの森博嗣。

ちなみに英題は"Lady Scarlet Eyes and Her Deliquescence"。

森氏の作品には、タイトルとか見出しに所々英語の副題が付けられているのだが、
そのセンスが抜群!(゚∀゚)
これはご本人が考えられているのでしょうか?
だとしたら翻訳者も形無しって感じw

相変わらずの森イズム。

物語は、話し手である医師の篠柴、小説家の鮭川、
そして赤い目をした美女、通称"赤目姫"が、
ある屋敷に向かうところから始まる。

中盤は次々と出て来る登場人物の意識の中に入るため、話し手の視点がころころと変わる。
入れ子(ネスト)ってやつですね。
そして途中で付いていけなくなるっていうw
まるで悪夢の中に迷い込んだみたい・・・安部公房の『箱男』のような。
私の頭が悪いせいか、最初から論理が破綻するように設定されているのかはわかりませんがw

終盤は正直よくわからなかった。
抽象的過ぎるし、ストーリーラインも読めない。
というか、私にはストーリーラインはないように思える。(哲学的とも言える)
結論もよくわからない。

人とアンドロイド(物語中では"人形")の違いは何だろう。
もし外見や構成要素が人間そっくりのロボットが、"自分は人間だ"という認識を持ったら?
これから人工知能が発達していったら、その見分けが付かなくなるかもしれないと思いました。

前払いしていただいたお客様からは特にクレームもなく、さらに新しい案件を前払いでいただきました。
どうやら騙しではないみたい。
むしろ、稀に見る優良顧客かも!?

フリーランス翻訳者は基本『下請け』で支払いサイトが遅いため、
前払いがあると、急にキャッシュフローが改善されます。

特に、ほぼ1ヶ月がかりでやった翻訳案件の入金が3ヶ月後の時とか。

そんな時に前払いしてくれるお客様が現れたら、拝む勢いです。

というか、拝みました。m(__)m

9月に入って、朝夕はだいぶ涼しくなりましたね。

〇〇の秋とは言いますが、
筆者にとっては、断然勉強の秋。
(ていうか、秋だけじゃなくて通年だけど)

前払いしていただいた案件も無事終わり、
一段落したので、
先月のアイエム翻訳サービスさんのセミナーの資料の復習&
アスカさんの広報誌を読んで今月のエクソソームのセミナーの予習をしております。
(※奇しくも同セミナーで基調講演をされる落谷孝広氏の記事が出ているため)

・・・・・

てか、この落谷っていう人すげえ。
(偉い人なんだろうけど)

新しいことを勉強できるのはワクワクするね!(゜ω゜)

しかもそれが単なる自己満に終わらず、お金に変わるんだから、
知的好奇心が旺盛な人にとっては、
翻訳という仕事はまさしく趣味と実益を兼ねてると言えるw

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