【コミュ障の翻訳者のための飲み会講座】

 29, 2015 09:17
昨日は『男女の』飲み会に行ってきました。
ま、いわゆる合コンですねw最近は合コンとは言わず、単なる『飲み会』という名目で行うようです。
ちなみに通算10回目くらい。20代もあと1か月を切ったので、そういう場に行くのもこれで最後かもしれません。

具体的な感想はプライベートなので控えさせていただくとして、
今回は【コミュ障の翻訳者のための飲み会講座】を開講したいと思います。

翻訳者って、一般と比較してかなりコミュ障率が高いと思う。

翻訳関係の懇親会でも、
全然人と会話が成立しない人とか、
ぼっちになってしまってる人を度々見かけます。

せっかくがんばってリアルの集まりに出てきたのだから、有意義なものにしたいですよね。

大丈夫、筆者はコミュ障の人の味方です☆(ゝω・)
(←自分もコミュ障気味なため)

いわゆる“リア充”の人は、
その場での振舞いを【本能】で察せるのだが、
コミュ障はそれができないからコミュ障なのである。

ということで、コミュ障の人にも理解できるように、ある程度マニュアル化してみました。

基本的には、初対面では相手がどのような人かわからないため、
一番リスクの少ない(あたりさわりのない)会話をする
→相手の反応によって、その後の会話を変える

という感じ。

【全員に共通】

・笑顔で話しかけやすい雰囲気を作る
・名刺交換の際は、相手の名刺より下に出す
・ビールをつぐ際は、グラスに対してピッチャーを直角(90°)にすると、7(ビール):3(泡)の黄金比ができる
・テーブルの端に座った場合、不要なグラスや皿をまとめて、店員さんが撤去しやすいようにする
・自分が飲物を頼む際は、他の人のグラスが空いていたら「何か飲まれますか?」と確認する
・唐揚げにレモンをかける際は、必ずかけてよいか確認してからかける
・立食の場合は、会話は5分程度で次の人→ローテ(※ただし、会話が盛り上がったらこの限りではない)

【相手のタイプ別】

〈相手が翻訳会社〉
・こちらが立場が下なので、会話では相手を立てる。話す量は、相手:8、自分:2(聞かれたら答える)くらい。
・「会社は○○にあるんですね。○○と言えば、△△が有名ですよね~(土地ネタ)」
・聞かれなかった場合に質問する:
「どういった分野の案件が多いですか?」
「翻訳支援ツール(Tradosなど)は使いますか」

〈相手が一般企業(直クラ候補)〉
・翻訳会社への対応とほぼ同じ。
・直接取引は可能か
・(可能な場合)どこの翻訳会社に出しているか、その値段
・直接取引のメリット(値段・スピード)を伝える、売り込み

〈相手が翻訳者(違う分野)〉
・「翻訳歴はどのくらいですか?」
・「お仕事はお忙しいですか?」
・『翻訳』のくくりでの共通の話題(例:翻訳のISO規格について、ネットの翻訳コミュニティで○○っていうのが話題になっていますけど、どう思いますか?など)
・「○○の分野ってあまり詳しくないんですけど、どういう翻訳案件がありますか?」
・最近した仕事(機密保持に違反しない範囲で)
・(可能な場合)「その分野の平均単価ってどのぐらいなんですか?」

〈相手が翻訳者(同じ分野)〉
・上記とほぼ同じ。ただし、同じ分野ということで、よりsensitiveな関係なので、情報を出しすぎない。
・専門分野の最近の動向、大手翻訳会社、ブラック翻訳会社の情報共有

正直、筆者もまだまだ勉強中ですが、
少しでもお役に立てれば幸いです☆

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COMMENT 1

Sun
2015.11.29
18:37

baldhatter #Hble4PXk

URL

こんにちは。


> 翻訳者って、一般と比較してかなりコミュ障率が高いと思う。

> 全然人と会話が成立しない人とか、


ここ、興味深く拝見しました。私の周りとはあまりに違うもので。


私の感じだと、逆に「翻訳者って、基本的におしゃべり好き(うまい下手には関係なく)」なんですよ。

もちろん全員がそうとは言いませんし、飲み会などでも人それぞれです。が、あまり話さない方なのかなと思っていても、きっかけさえあれば(←ここが大事なのかもしれません)蕩々と語り出す人が多い多い。


フリーランス翻訳者は、ふだんひとりっきりで仕事をしていて、そのなかで思うこと、考えることが多い。それを出す機会がないから、飲み会などになればここぞとばかりに話し出す、そういうことなのかなと思っていますが。

たしか、今年のProject京都にいらっしゃったんですよね? JATの集まりに来る人も、みんなおしゃべり。英語ネイティブも日本語ネイティブも。

でも、当たり前ですが、翻訳者が集まる場と言ってもいろいろなわけで、こういう感想もあるんだなぁ、と。コミュ障---という言葉が適切かどうかはともかく---話すのが苦手な人が集まる場というのも、需要はあるのかもしれませんね。

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