フリーランスっていいな、と思われる方も多いと思う。
特に会社員で、今の会社の給料や人間関係に不満がある方には、すごく魅力的に見える働き方かもしれない。
毎日早い時間に起き、満員電車に揺られ、上司や顧客の理不尽な要求に耐え、残業も多く(下手するとサビ残だったりする)、給料なしで会社の飲み会にも参加しなくてはならない(むしろ有料ですらある)、等。
私も、そう思っていたからである。
朝早く起きなくていい、満員電車に乗らなくていい、嫌々上司や同僚と付き合わなくていい、平日の昼間にブラブラできる、等。。
好きな時に好きなだけ仕事して、それで生活できるなんて、
フリーランスって最高じゃん!! みたいな。
しかし、その実態は 野 生 と同じである。まず、
1、収入の保証がない。これはデカい。
会社員だと、「働いている割に給料安い~~!」とか、不満を持つことも多いのだが、
「毎月安定した収入がある」、ということは、
実はとてもありがたいことなのである。
2、弱肉強食そのシビアさは、会社員時代の比ではない。
特にこの仕事(翻訳)は競合他社が多いため、
生存競争が半端ではない。
(というか、実際翻訳だけで食べてる人なんて、ほんの一握りでろう。)
3、何が起こっても最終的には自分の責任例えば、病気になって働けなくなったり、
クライアントが翻訳代金を支払わない、等、
最終的に自分の責任になります。
4、福利厚生ゼロ雇用保険、健康保険、厚生年金もないため、
自腹で国民健康保険と国民年金に加入。
会社員だと、最悪クビになっても解雇予告手当とか、失業保険とかもらえるのだが、
フリーランスにはそれがない。
収入がなくてもすべて
自 己 責 任 なのである。
5、自分で事務処理しないといけない例えば、確定申告。
会社員時代は、会社が年末調整してくれるので、自分では何もしなくてよかったのだが、
フリーランスは自分でしなくてはいけない。
(これについては、重要なので後ほど別項で書きたいと思う。)
それに限らず、あらゆる事務処理(経費計上、領収書発行とか)を自分でしなくてはならない。
6、自分で仕事を取らないといけない世の中に英語の翻訳者はゴマンといて、価格は低下の一途を辿っている。
そして、英語のできる人もかなり多く、
その人達の多くが、
「何か自宅で空き時間に出来て、副収入になることないかなー。あ、翻訳とかいいかも!」と考えているのである。
そしてその人達は生活がかかっているわけではないので、
1ワード1円とかでも平気で受ける。
プロとしては、価格を下げすぎると仕事が忙しいのに生活できない事態(いわゆるワープア状態)に陥るが、
前者がどんどん参入しているので、価格が高いと仕事が取れない。
そのため、
他社と差別化できる強みと、
自分を売り込んで行く
営業的要素が必要になっているのである。
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フリーランスの厳しさ、ちょっとは伝わったでしょうか?
それでもなお、“いや、俺は会社に飼われるより、野生でワイルドにやってやるぜ!!!”
という方は、
本業を持ちながら副業で仕事をスタートされることを
強くオススメします。
(資金面・実際どのくらい仕事が取れるかの目安になるので。)
そして、実力のある方は私と提携しましょう!!!(^ー^)
長くなりましたが、ご覧いただいてありがとうございました。
ぺこり。
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