【自分で事業をやっているという意識】

 28, 2016 18:34
筆者もまだまだひよっ子ではありますが、
一応20代後半から翻訳で生計を立てている身として、
翻訳で食べていきたい人に向けて、基本的な心構え的なものを書いときますね。
「私にとって翻訳は副業・趣味でいいんだ!」という人はスルーしてくださいw)

それは、【自分で事業をやっているという意識】です。

特に学校出たての若い子 or 主婦で生活費を自分で稼いでない人に多いのだが、
「英語が好きだし、趣味で食べていければいいな~~」的なフワフワした気持ちの人(いわゆる"夢子"ですね)は、
翻訳学校・講座の餌食になりやすい。

もちろん、翻訳学校・講座が悪いとは言いません。
(たまに明らかにサギなものもありますがw)

翻訳学校・講座はあくまでツールとして使い、
仕事は自力で獲得する気概が必要である。
運よく講師や学校から紹介してもらえたら"ラッキー!"くらいの感じで。
(翻訳学校・講座は仕事のルートの1つの可能性に過ぎないので)
戦略は自分で立てましょう。

翻訳で生計を立てるには、

①1日に何単語/何文字訳せるか
②仕事がどのくらいあるか
③①×②で生活していける金額か


という現実的な計算が必要です。

・①について
自分の1日のMAX処理量を把握しておいてください。
でないと、「出来ると思って受けたけど、納期までに全然終わらない!」という悲惨な事態になります。

・②について
いくら処理できる量が多くても、仕事がなかったら意味ないですよね。
まず副業として始めて、様子を見るのが得策かと思います。

・③について
①×②で生活できる金額が稼げるようになったら、他の仕事を辞めて専業化。
ちなみに翻訳単価は、処理できる量や仕事量によって自ずと決まってくると思います。(市場の状況や競合他社の値段も考慮に入れます。)

また、翻訳に限りませんが、
甘い言葉には、裏がある
ということを肝に銘じてください。

自分にとってオイシイ話だと、ついつい飛びついてしまいそうになりますが、
「これによって相手に何の得があるのか?」ということを考え、
相手の真意を探るようにしてください。

常にこのことを念頭に置いておくと、
怪しいヤツに対する勘が鍛えられてきます。
同業者のネットワークによる情報も有用です。
100%避けられるわけではありせんが、リスクを最小化することが大事です。

また、コスト意識も大事です。
コピー用紙1枚でさえも、翻訳で稼いだお金から差し引かれるお金です。
勉強費用は、実際にお金になるものだけに使いましょう。

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