昨日は東京まで日帰りで『JATPHARMA医薬翻訳東京集会:力をつけよう!医薬翻訳者のスキルビルディング』に参加してきました。
始発で出発して、終電で帰宅という強行スケジュールwww
家出た時はまだ
夜中だったので、
ほぼスーパームーンが見られましたw
計算したら、乗り継ぎ時間含めたら
往復8時間超でした。
それ、
フツーに1日の労働時間やん。
参加者は約25名。何人か知り合いがいました。同じくフリーランスのメディカル翻訳者の方、社内翻訳者の方、勉強中の方、製薬会社の社員の方もいらっしゃいました。
中には
以前筆者が派遣で行っていた製薬会社の方も
(元上司のこともご存知だそうです!)。
その製薬会社の関係者にお会いするのは、もう5~6人目です。
なにかの因縁??(笑)開始後30分間は、
自己紹介タイム。約25人が1人1人自己紹介。
筆者の番が来て、こんな感じ。
「(英語で)三浦由起子と申します。メディカル翻訳者で、今年でフリーランス3年目です。本日は大阪からここまで3時間かけてきました。私の別名は“ローズ三浦”で、ネット上で私をご存知の方がいれば嬉しいのですが。今日のこともブログに書くから見てね!」しかし、“ローズ三浦”だと名乗っても、反応が
微妙。誰も私を知らない!!?ちょっとは有名だと思ってたんだけどな・・・(←思い上がり?)(※後から複数名の方が
「ブログ見てます!」と話しかけにきてくれました)
以下、セミナー本体の感想です。
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☆作って学ぶ,構造化用語集(by 柳瀬大輔氏)☆柳瀬氏の用語集の整理方法の紹介。
整理にかなりの労力を使われたことが窺えます。
柳瀬氏は分類ごと(医学・薬学、メディカルライティング、その他など)ごとにまとめられてましたが、
私はバラバラでもいいから全部1つのファイルに放り込んでおいて、一括で検索するスタイルが好きかなー。
(後からどこに分類したかわからなくなるので)
また、
「単語単位ではなく、文脈にあてはめた専門用語のあつかい」(Context-oriented handling of technical terms)には
禿同。要するに、「用語集は単語単位ではなく、文章単位で作る」ということです(それって
イートモと同じ発想じゃね?と思いました)。
☆Writing Like a Native(日本人に多い英訳の誤り)(by ベン・トンプキンス氏)☆日英翻訳をグループ(1グループ5~6人)に分かれて作業。
1グループに1人は経験10年以上のベテラン翻訳者がいるようなグループ分け。
私はLee Seaman氏のグループに参加。
「大出血ではないが臨床的に問題となる出血」の訳例について、
Clinically significant
non-major bleeding
はfineプレー!
(これはもともと英語だったのを日本語に訳したらしいけど。「問題となる」の部分の英訳は特に必要ないみたい)
「用量に比例して」について、Benさんは「
in proportion to dose」としていましたが、
Seaman氏は「
dose-proportionally」としていました。
(私が「
dose-dependentlyでもいいか?」とSeaman氏に聞いたところ、大丈夫とのこと)
文章が長くなってくると、脳が
フリーズ。(普段はPC上で文章を分けてやってるので、脳内だけでできない)
手が止まっている私を見かねたのか、隣のSeaman氏が助け舟を出してくれました。
一文ずつ区切って、「この文章で一番大事な部分は何?」とメインの部分を先に決めて、
その後単語ごとに「この訳は〇〇だよね」「この訳は△△だよね」と確認していって、
そして最後に
全文一緒に読むみたいな。
私は幼稚園児かい!!!おかげさまで、
自分が何をやらなければらならないかを理解しました。自分は
日英の処理能力が低過ぎる。一応
それで生計立ててるんだから、早急に取り組まないといけない課題だよね。
Benさんの答え合わせの時に、Seaman氏が補足として発言していましたが、
「(英語で)原文が長くて一度に処理できない場合は、それは頭が悪いわけでも能力が低いわけでもなく(←フォロー?)、脳に処理をする余裕がないからなのです。私もターゲット言語が日本語の場合は一度に処理できません。一文を短く区切って、先に1回書き出してみて、あとから編集しましょう」とのことです。
ちなみにSeaman氏の教え方が
非常に上手いので、
同氏の
サイマルアカデミーのインターネット講座を受けたくなりました。
これからはLee Seaman氏を英語の母としてお慕いします!(←ウザイ人?)
☆Survive and Thrive as a Medical/Pharma Translator(by リー・シーマン氏・池上小湖氏・原恵美子氏)☆ディスカッションかと思っていましたが、それぞれが自分の経歴と翻訳者としてのスタンスを発表する感じですね。
Seaman氏曰く、
「日本では読んでわからなかったら『読み手の勉強不足』とされることも多いが、
アメリカでは『わからなかったらそれは書き手の責任なので、わかるように書くべき』」というところに
大きな違いを感じました。
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その後、施設内のカフェで懇親会。
アルコールはビールかワインのみ。食べ物は軽食のビュッフェ形式でした。
年下の日英のハーフのイケメンがいたので、
異常なほど食い付いてしまいました。
キモいオバサンですみませんでした。。同業者に同年代(もしくは年下)の男性がほとんどいないから、
若いイケメソに飢えてるんです。
初対面の方が多かったのですが、楽しく会話が弾みました。
みなさま、昨日はありがとうございました☆
また東京に行った際にはよろしくお願いいたします。
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