JATPHARMA バイオ医薬品GMP施設および「京」コンピュータ見学会の感想

 18, 2017 09:42
16日は、JATのイベントでバイオ医薬品GMP施設と「京」コンピュータを見学しました。

見学会参加者は20名くらい。
中には私のブログでこのイベントを知ったという方もいらっしゃいました。
(このブログもちょっとは役に立ってるんだなw)

<バイオ医薬品GMP施設>

まずはバイオ医薬品GMP施設の見学から。
場所はポートライナー「京コンピュータ駅」から徒歩数分。

無料にもかかわらず、資料をいただき、
施設長がスライドを使って丁寧に説明をしてくださりました。

施設長:「この資料はどちらかというと事務職の方向けですので、もしかしたら皆様には物足りないかもしれませんが・・・」

いえ、全然そんなことはないです(^ω^)(少なくとも素人に近い私にとっては)。

これ、めっちゃいい資料!
バイオ医薬品の製造の流れが、素人にもわかるように書いてあります。
ありがとうございます!

バイオ医薬品は、生き物の細胞を使っているため、合成品にはない以下のデメリットあります。
・ウイルスに感染する可能性がある(なので、ウイルス除去工程が必須)
・培養時の品質にバラツキがある(最終的には一定の基準内のもののみ、製品化される)

1時間くらい説明を受けた後、実際にガラス越しに培養室と精製室を見学しました。

他にも英語と日本語の対訳のパンフレットやチラシが置いてあり(貴重!)、
ありがたくもらって帰りましたw

<「京」コンピュータ>

バイオ医薬品GMP施設見学後、少し時間があったので食堂(?)で休憩してから、
次は「京」コンピュータを見学。

こちらも無料。
しかも「京」グッズをいっぱいもらいました!
「京」グッズ。
私もローズ三浦グッズ作ろうかなwww

最初に、専用のシアターみたいなところで、説明のビデオをスクリーンで上映。

「京」は、「超並列計算機」であり、
地震・津波が発生した場合の揺れ・被害のシミュレーションや
医薬品がタンパク質と結合している状態をシミュレーションできるそうです。

驚いたのは、「京」コンピュータはなんと45%が「一般利用」(課題を募集して、受かったところが使える)されているということです。

しかも、その成果を公表したら、
使用料は無料。(非公表の場合は、1時間あたり120万円!

ただし、「京」は2012製で、だいぶ古くなってきてるので、
ポスト「京」が切望されているそうです。

ポスト「京」では、タンパク質と結合している状態のシミュレーションだけでなく、
結合するところや、様々な医薬品との組み合わせをシミュレーションしたり、
1人1人のがんを解析し、治療法・予防案を提案することなどが期待されているそうです。

ビデオ終了後、

説明員:「では、「京」コンピュータをご覧いただきます」

そこでスクリーンが上に上がり、
スクリーンの背面が左右にガーーーッと開き、
京コンピュータが登場!

「京」コンピュータ。

何この舞台装置!?( ゜Д゜)

ちなみに「京」は富士通製ですね。
(ポスト「京」も富士通が作るらしく、当初は2020年完成予定だったとのことですが、遅れているらしいです・・・)

ビデオ中の「第4次産業革命のキーとなるのは、計算である」というお言葉に期待!

<懇親会>

見学会終了後は三ノ宮に移動し、
ピノッキオで懇親会。
村上春樹で有名なピザ屋さんらしいです。

エスカルゴプレート。
バター味のエスカルゴうます!

みなさま、ありがとうございました。
来月の広島のJTFにも参加予定なので、行く人はまたよろしくね♡

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