【胸糞注意】翻訳業界の構造【まるで回転寿司】

 27, 2017 09:01
今日は久しぶりに炎上しそうなネタやるよ!(笑)
朝から気分悪くなるかもしれませんが、事実ですので、
覚悟のある人だけ見てください。

では、下の図をご覧ください。

翻訳業界の構造

図が下手すぎてわかりにくいかもしませんが、
翻訳会社から翻訳者に案件を流す様子を回転寿司のレーンに例えています。
A~Eは翻訳者です。
翻訳会社がネタ(翻訳案件)を流し、A~Eの順にネタが流れていきます(Aが断る→Bに流れる、Bが断る→Cに流れる、以下続く)
Eは自分より前に座っている人(A~D)が先に案件を取るので、ほとんど案件が回ってこない上に、
レーンを回っている間にネタが劣化(=単価が下がる、納期がキツイ)します。
逆にAはむしろ案件があり過ぎて、

「今目の前に大トロ通ったけど、おなかいっぱいで食えない!(=オイシイ仕事が来たけど、仕事がいっぱいでもう受けられない)」

ということが多々あります。
少なくとも、翻訳者側に選択権があることが多いです。
稀に、Eまでネタを流しても誰も取らない場合もあります(難易度が非常に高く、それに唯一対応できるAに断られてしまった場合など)。
その場合は、再度Aに回ってきます(条件は再交渉)。

では、Eの人はどうすればいいのか?
A(その翻訳会社のトップ翻訳者)を目指す、もしくは自分で新しいレーンを作ればいい(直クラを自分で獲得し、自分が翻訳会社になる)のです。

そしたら、あなたはレーンにネタを流す側になれます。

新しいレーン


また余計なこと書きやがって!と思ってらっしゃる翻訳会社様。
安心してください。
これをわかったところで、実行できるのは一握りの人です。

なぜなら、理論上「Aになったらいい」とわかったところで、誰でもAになれるか?というとそうではないですし、
新しいレーンを作るには新規開拓のガッツ&リスクを取ること、
そしてレーンを維持する(翻訳者にルールを守らせる、何かあった時に責任取る)ことが必要だからです。

それができる人は、私のブログを見なくても自分で気付いて、実行できる人ではないでしょうか?

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COMMENT 3

Thu
2017.07.27
09:49

baldhatter #LNOZcUq.

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No title

炎上どころか、おもしろいおもしろい^^;

この比喩、いろいろ使えそう。

まず第一に、こういう流し方しかしていない翻訳会社は、そのうち淘汰されるだろうね。回転寿司って、回転してるの取らなくたって注文できる。最近はタッチパネルとかさ。翻訳者が、そういう仕事の取り方するモデルも考えられるでしょう。

かりに、今の力がE席くらいだと自分で感じていても、そこまで寿司が流れてくるのを待ってることはない。

それから、Aより上のモデルもある。回転寿司じゃなく、カウンターだよね。板前さんの前に座って、その日その日のおいしい者を注文できる。あるいは、座っただけで、板前さんがその日おいしいネタを握ってくれる。まあ、これはかなり限られた世界だろうけど。



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Fri
2017.07.28
17:15

ローズ三浦 #-

URL

To baldhatterさん

baldhatter 様

コメントありがとうございます。

翻訳者のビジネスモデルがもっと多様化してもいいですよね。
翻訳者側がビジネスモデルを選べれば、翻訳者の立場ももっと強くなるかもしれませんね。
(逆にAIによって総奴隷化する可能性もありますけどねw)

ところで、失礼ですが本当にbaldhatter様でしょうか?
(私が知っているbaldhatter様のメールアドレスと違いますので・・・)
それもあって、お返事するのを躊躇してしまいました・・・。

よろしくお願いいたします。

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Sat
2017.07.29
23:06

baldhatter #LNOZcUq.

URL

No title

あー、私ですよ。

三浦さんがご存じなのは名刺に書いてある業務用のアドレスです。こちら、私のプライベートアドレス。失礼しました。

Edit | Reply | 

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