フリーランス翻訳者として生きるということ。

 05, 2014 09:36
この業界って、
結局は実力がある人が生き残っていくんじゃないかな。

自然に淘汰されていく。
それがこの業界のシビアな面であり、
合理的な面でもある。
『入る』より『生き残る』ほうが難しいのである。

一般的な内容の翻訳者は、
すでに飽和状態だろう。

英会話学校とかと一緒で、
参入は比較的簡単だが、競合他社が多いため、
市場の原理で自然と値段が下がり、
お客さんの取り合いになる。

医療分野は、一般的な内容の翻訳よりは参入障壁がかなり高く、
人の生死にかかわるので
「多少間違ってても安けりゃいい」
というものでもないため、
値段も下がりにくい。
しかし、入ったら入ったで高スペックな競合他社と戦うことになる。

翻訳者に限らないが、フリーランスとは、
戦場の最前線に立つ兵士のようなもの。

常に訓練を行い(常にレベルを上げ、弱点は補強)、
武器はメンテナンスし(必要なら最新のソフト入れたりとか)、
状況を見ながら(市場の状況を正しく把握する)、
いつ何が起きても対応できるようにしておく。


翻訳者にとってはキツイ話だが、
これは翻訳者側の慢心や怠慢を防ぐ効果もある。

なぜなら、人間は命がかかってないと必死ではやらないからである。

動物園のまるでやる気のない動物たちと、
サバンナで常に生存競争にさらされている動物たちを比較すれば、
それは一目瞭然である。

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