NLP2022終了、および今後の戦略など

 21, 2022 17:30
NLP2022が終わった。
来年は沖縄開催らしい。

仕事も一段落したし、
今『THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす』を読んでいる。

日本語の副題「市場を動かす」が適切かどうかは、
(まだ読んでいる途中なので)わからないけれど……

市場を「把握する」でも市場に「適応する」でもなく、
市場を「動かす」というのが、
今の自分にヒットした。

今AAMTのMT利用ガイドラインの草稿も執筆しているので、
これからは市場を「自分で動かす」ことにフォーカスすべきかもしれない。


機械翻訳の市場を「動かす」とはーー
AAMT 2021, Onlineの自身の発表でも述べたが、
人間翻訳 vs 機械翻訳のマスの取り合いではなく、
マス数自体を増やし、顧客を新たな市場に誘導すること。

以下、『THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす』より、引用。
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マーケターはシンボルを使って信用や熱狂を獲得したり、その真逆にいる人たちをうまく動かすシンボルを見つけたりできる。社会を変えるには、変えようとしている社会の実態をよく理解しなければならない。
(中略)自分のストーリーやシンボルに対して、「これは誰のためか?」「これはなんのためか?」と問いかけ、意識してつくる必要があるのだ。
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先のNLP2022で、とりあえず私からは、
AAMTのMT利用ガイドラインを共通の基準としたら?という提案をした。
その意味するところは、
産業翻訳業界側は、MT利用ガイドラインをポストエディットの「スタイルガイド」として指定して翻訳者に守らせる、
MT研究者側は、同ガイドラインの定義を「ゴール」地点として、それに合わせてMTを改良する。

そうすれば、MT利用ガイドラインはデファクトスタンダードとなるのではないだろうか?


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MT利用ガイドラインを啓蒙するには、
どういうシンボルが考えられるだろう?

何か力強いシンボルが必要だ。

マス数自体が増え、
顧客が自ら進んで新たな市場に行くようなシンボルが。


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