最近、立て続けに、
フリーランス翻訳者から会社員に戻る話を何件か聞いた。
詳しい事情は聞いていないので、理由はわからないが、
当人が自ら望んだのかもしれないし、不本意なのかもしれない。
もう何が幸せかわからない、と思う。
会社員とフリーランス、どっちが正しいとかでもないし、
どっちがエラいとかでもない。
(というか、今は会社員に戻ったとしても、
将来的にまたフリーランスになる可能性だってある。)
個人的には、外で働ける方は、外で働いた方がいいし、
戻れるところがある人は戻った方がいいんじゃないか、と思う。
フリーランス翻訳者は、
何らかの事情(子育て・介護、障害がある、社会不適合者など)があって、
外で働けない人達に残された職業でもあるのだ。
私は幸いにも子育て・介護をしておらず、障害もないのだが、
社会不適合者であるため、
一般企業では働けない。
それに20代からフリーランス翻訳者として生活してきて、
30代後半となった今、今さら会社員に戻るのは難しいと思う。
私には戻るところなんてない。
私がこんなに機械翻訳に躍起になっているのは、
厳しくてもこの業界に残る以外の選択肢がないから、
その中で何とか生き残るための道を模索しているからでもある。
事情はわからないが、それぞれの人が幸せに働けるように願うばかりだ。
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